米ゲーム業界、未成年への販売規制めぐり州提訴
【ロサンゼルス=猪瀬聖】米ビデオゲーム・メーカーなどで作るエンターテインメント・ソフトウエア協会(ESA)は、ミネソタ州で今月初めに成立した未成年者に対するビデオゲームの販売を規制する法律の施行差し止めを求め、同州を提訴した。
同法は過激な暴力シーンなどを含む大人向けゲームを購入した17歳未満の子供に、25ドル(約2800円)の罰金を科すことなどを定めている。ESAは表現の自由を定めた合衆国憲法修正第1条に反すると主張している。
米国では残虐シーンや性描写を含むビデオゲームが子供の成長に悪影響を及ぼしているとして、未成年者への販売を規制しようとする動きが各州で活発になっている。これに対しビデオゲーム業界は各州を次々と訴えている。
[2006年6月8日]