イルミナスの野望 PSUの映像表現、演出について

PSUはムービーもゲーム内の映像も、おかしなところがいっぱいあって、その部分でもストレス溜まるのですが。これは技術がどうこうでは無く単なる無知か考えなしって所で、罪は薄いのかもしれませんが

また一つ発見

ラグオル森を回っていると

おやこれは何だろう??
静止画だとわかりにくいけど

どうやら木漏れ日の様なのです。
木漏れ日の軌跡と言うのは、強い光の直進性を受けて、その軌跡の延長線上には元になる光(通常は太陽ですが)があるはずなんですが

もちろん夕景なので通常太陽は地平線側だから、直上にそんな物はありません。

ちなみに夕景が赤いのは光のスペクトルと大気成分に依存するので、それらが変われば夕景の色も変わります。火星あたりだと夕景は青いらしいんですが。ひょっとして大気成分が違うから昼間なのに空が赤いのかしら?


ですがですが、雲の影をよく見て下さい。
白い方が光の方向、影が逆側にできるはずです。
どうみても地平線側に太陽もしくは強い光源があるっぽいですね。
しかもこれぐるりと見渡すと、全方向地平線側に光源があるみたいです。
四方を太陽に囲まれた星なら可能かもしれないシチュエーションですね。


  • 光の演出

光の演出に関してはPSOからPSUになって確実に劣化していて。他にも例を上げると、太陽を見た時に出るレンズフレア (Lens flare) の現象と言うのはカメラレンズを介していなければ起こりえない物ですが、光源の眩しさを表す表現としてアニメやゲームでは多用されます。
PSOでは、最初に降り立つ森を進んでいくとカメラの向きに合わせてぐるりと現れる事によって、明るさ眩しさを表現していたと思うのですが。

最初のステージから差し込んでくる

ちゃんと光源が設定してあって、木漏れ日と直射の変化も表現している

厳密に言うと、赤丸の所の木漏れ日は、方向的に嘘ではあるがそれほど気にならない


元々この現象は、実写撮影用のレンズ鏡胴内で乱反射した日光などが原因で起こる現象なのですが、映画などでは光を入れないように気を使ったり、レンズの性能が上がったりで、最近は逆に実写では少なくなっているのです。
で、ここまで言えばお気づきかと思うのですが、PSUのゲーム内ではこのレンズフレア


光の直接差し込まない場所で起こるのです


いくらなんでもそれは無いでしょう

  • 建築設計の謎

さらにもう一つ
これはパルムを回ったときから気にはなっていたんですが、見慣れたラグオルに設定した事で余計目立つわけですが

森の至る所で、エリアからエリアにつながる道が、地下道を掘って繋がっているのです。この写真は、最終ボスエリアのかなり広い地下エリアの出口から見たところなのですが、不思議なのは上に何か障害物があって地下を掘っているわけではないんですよね。
ボスエリアは特別に掘ったと言われればそうなのかも知れませんが、森と森をつなぐ地下道は


上に橋作った方が早いんじゃないの?


見通す限り橋を造らない理由がわからない。建築屋がなんか不正な事でもしてるんですかね? 予算だけ取るために。
まあこの偽ラグオル自体本当にあるかどうかも不明ですから邪推なんですが、パルムもそうだからなあ。

文化が異なるのだから建築の様式も変わって当然なのですが、わざわざ不自然な設定にするならするで”なるほど!”と唸るような理由付けが欲しいですね、と思った次第。

  • 追記 上記に出てきた森と森をつなぐ地下道