インフィニットアンディスカバリー 

前にに書いていた、ディスク1枚目終わった段階での評価についても訂正とかしとかなくては。

  • 色々な部分が足りないと言う点に関しては変更無し。
  • 1枚目の段階での説明不足という点に関しては、サブイベントで補完されている場合があって、これを見逃している可能性がある為なんとも言えない。もっとも後半はサブイベントも極力発生させて色々な部分を補完していったが結局説明不足の部分も多く。
  • 世界観に関して、月や月印、いくつかの国を巡る紛争、鎖の謎、モロモロはだいたい後半で(特に最後になってボロボロ)説明がされ、封印軍の謎や7年で制圧した謎はなんとなく納得できた。と言うか、この世界観に馴染んでいるうちに慣れてきただけかもしれない。愛ゆえに。
  • 7年と言うのも「ああ、レオニード成人式だったんだな」と。
  • ラストの、月から帰ってくるシーン以降はちょっと難しい解釈が必要かも知れない。ハイネイル3人が転送秘術を使って地上に戻るのだが、あの力はベラを倒した後どこから得た物だろうか? それと、ハイネイルが眠りにつく事に関して、あそこにいる3人はカペルに同意したから良いけど、事情を知らない他のハイネイル達は結局どうだったんだろう? それがわからないと、ちょっと気持ちが落ち着かない感じではある。あそこにカットインで、スバルとか、雪獣王とか、入れ込んで「安心して眠りにつけます」とかひと言でも言ってくれたら、また印象が違ったとは思うんだが。
  • 結局、月印は無くなったけど、新月の民のエンチャントは残るのだろう。あと月から帰ってくる方法でザンさん達は「グリンバレスティ」連打で帰ってくると言うのがあって、それはそれで納得w グリンやレギンなんか、月印が無くてもOKなんだから、なんらかの魔法的な力はあの世界にあるのだろうな。
  • ゲームの評価的には個人的愛のゲームにランキングされてOKな感じで、特にカペルのキャラクターは評価されてイイ。
    愛ゆえに甘い評価かもしれないが、カペルに愛を感じなかったら多分低い評価なんだろう。
  • うぱさんのところの『インフィニット・アンディスカバリー』がつまらなかった150の理由 と言う記事なんか見ても、なるほどねえ、と思う。まあ150は水増しし過ぎな気はするけど、半分くらいは怒りも理解できよう。なによりうぱさんはほとんどのキャラクターが好きになれなかったようで、一番のおきにはエドアルドだそうだから、納得も出来る。
    エドはむしろ普通のJRPGだったら主役級の扱いをされるキャラクターだと思うが、このゲームは本来のお約束に真っ向から突っ込みを入れまくるゲームなわけで、その筆頭がカペルだから、これはもうゲームが合わなかったと言わざるを得ない。
    他のキャラクターの動機がわからない設定がわからないと言う点に関しては、かなりサブイベントに説明があるわけだが、これを見る為には”ストーリーを追わない”と言う選択肢と、時限式のイベントや、コネクトキャラ依存のイベントを捜さなくてはならず、わからないと言われるのも無理は無い。でも封印軍に関してはラストのあたりのイベントで説明があるけど飛ばしたのかな? 
  • でもまああれだな。自分が『ファンタシースターユニバースがつまらない200の理由』とか書いたら激昂しながら書き連ねたと思うな。特にキャラクターには全く馴染めなかったしイーサンとか怒りすら覚えたし。なんでこいつを操らなきゃいけないんだと、ストーリーモードが嫌で嫌でたまらなかった。あまっさえスタッフの人格否定すらしてしまいそうになるw
    だからうぱさんの評価もゲームは違うけど理解はする。ToVやった後だから余計に、と言うのもあるらしいから、こちらの前作であるPSOやった後のPSUの落胆ぶりと、同じようなものだし。まあ以前、PSUの事散々書きまくっていたらコメントが荒れ放題になったから、もう書かないけどw あれはあれでファンがいるし、オンラインでいい仲間を見つければそれなりに楽しいからね。
  • で、そのモロモロのIUDの不親切な所は、MMOやっていたら割とどうでもいい感じなんだな個人的に。そしてまたこのゲームはMMOを無理矢理オフラインゲームに落とし込んだかの様な仕様がそこここに見え隠れして、そこはもったいない感じがしたのだ。
    MMOのゲームデザインに於いてそこに集うプレイヤーを相互干渉させる世界構築は必須で、その為にある程度の不便さを強要する。(参考文献 ゲームの社会的側面  )そしてその無駄時間が素敵に思えるような数々の仕組みがゲームの中に含まれている。その無駄時間があるからこそ、他のプレイヤーと触れ合えるわけだし。広いMAPや街並みも、そこから眺める景色も、一見無駄な話しかしない一般人も、MMO的な感覚から行けば至極普通の光景で、『リアルタイムに変化する世界が織り成す、様々なシチュエーション。プレイヤーの選択が "未知なる発見" を紡ぎだす。』と言うインアンの売り文句からもわかるように、その発見を道々楽しんでいくのが、ゲームデザイン当初考えられていたと思われる。もっとも、MMOと違って情報を共有できるオンラインプレイヤーもいないし、MMOの目的が『その世界で暮らす』事が目的に対して、オフラインゲームはゲームの終わりに向かって進む事が求められ、細かい「未知なる発見」に誘導できてない点は失敗だったといえる。
    あえて考えるなら、20時間程度でストーリーを終わらせて、ハード、ベリーハードで本来のIUDを楽しんでくれと言う気配りをスタッフが… いや。それは無いかw
  • また、多人数プレイであるかのような3パーティ乱戦模様は、本当にギルドやアライアンスを組んだかの様な迫力で、疑似MMOもしくは疑似MOの気分が味わえるのは他に無い魅力であった。AIが頭悪いと言う指摘もあるが、実際にオンラインで仲間を集めたら、まあ時々はそう言うプレイヤーもいるし、ある意味リアリティであろう(棒 外国チームに混じってFFXIやってたら、突然昼ご飯とか言われてパーティごと1時間近く放置されたぞw
  • まあ色々擁護もしたいが、明らかに開発が間に合わなかった為にスポイルされているのは明かで、例えば共に戦えない同行者にも”コネクトスキル”の選択項目があるとか、装備の覧に表記される武器とグラフィックが一致してないとか(テキストだと大剣だが絵はどうみても槍のドミニカ)、シナリオチームインタビューで語られた、割愛された数々のエピソード(聖獣の正体と役割、創造神ユーノとベラの関係、レオニードが滅ぼした月の聖獣の話、ベラが元々人間であった事、まあこれはどうでもいいけど)。聖獣の話は、突然この世界にモンスターが現れた原因と繋がるのだが、これはゲーム中で説明されてたっけ? 
  • 突然ボイスが無くなるのは容量の問題と言うよりも、台詞の収録から2年間の間にシナリオの変更が多すぎて、追加収録が間に合ってないのでは無いのか、と言う疑問(イベントの台詞は無い割に、通常プレイ時の1度限りの台詞、それも各キャラ毎専用が多すぎる)。次の街に向かおうとか、ダンジョンに入った時とか、組んでいるメンバーによって台詞が一々違うし、その時しか聞けないのだ。まあそれも未知なる発見だけど。
  • 本当に『神になれなかった凡ゲー』で、チャレンジスピリッツは買うが、力量と開発期間が足りなかったかもなあ、と悔しい事悔しい事。この路線は消えて欲しく無いなあ。
  • あと、うぱさんが嫌悪してた理由に中二病すぎるとか卑猥だとか、エロに対する忌避感が強かったようで…

いやあごめん。
[カペルの冒険 41]は思いっくそ中二病全開のエロまっしぐらな動画になってしまいました。もし見る事があったら先に謝っておこう。ごめんね。
と言うわけで、編集手直しも終わってエンコーダーに突っ込んで、出来上がりを待つのみです。