ジョージ・ルーカス、ルーカスフィルムの事実上の後継者を発表
ジョージ・ルーカスの製作会社ルーカスフィルムが、映画プロデューサーのキャスリーン・ケネディを同社の共同会長に任命したことを、ウェブサイトdeadline.comなど複数メディアが伝えた。
ケネディは、『E.T.』から『戦火の馬』まで、ルーカスの盟友スティーブン・スピルバーグ監督の名作の数々を手がけてきた、オスカーにも7度ノミネートされたことのある敏腕プロデューサー。
ルーカスは、今年1月にNY Times紙の取材で、「もうじき引退するよ。このビジネスからも、会社からも、ありとあらゆるものから手を引くつもりだ」とコメント、引退の意志を表明している。ルーカスが実際に引退となった際には、ケネディがルーカルフィルムの経営を引き継ぐことになっている。
最近では、ルーカスフィルムが製作に関わった『レッド・テイルズ(原題)/ Red Tails』が1月にアメリカで公開され、また、ルーカスがキャラクターデザインを担当することになっている『インディ・ジョーンズ』パート5の製作も予定されている。
ルーカスはEMPIRE誌の取材の中で、「すべての義務から解放されて、のこぎりやハンマーを持ってガレージにこもり、趣味の映画を作るんだ」とコメントしてもいる。ルーカスの趣味の映画なら、なおさら見てみたい、と思わずにいられないファンから距離を置いてしまう日は、そう遠くはないのだろうか。(鯨岡孝子)[シネマトゥデイ ニュース]